ラベル・コントロールは、おそらく XPages で使えるコントロールの中で一番簡単なものかもしれません。
ラベルを配置して、適当な文字列を設定することができます。
XPage にはラベルを使わなくても、べた書きでテキストを記述することもできますが、
あえて手間のかかるラベルを追加する理由は何でしょう?
それは
- ラベルとして追加した文字列はラベル単位でスタイルなどの属性を設定できる。
- ラベルを他のコントロールと関連つけることができる(「for」 プロパティ)。
- アプリケーションの国際化が簡単にできる。
といったところでしょう。
Domino Designer で表示されるラベルのプロパティ設定画面は以下のようになります。
この 「ターゲットコントロールの選択」 が 「for」 属性になります。この例では編集ボックスが選択されています。
ラベルをクリックしてフォーカスを移すと、キャレットはここで指定した編集ボックスに移動します。
アプリケーションの国際化については、ここで説明するには少々話題が多くなりますが、
アプリケーション・プロパティの XPages の設定で、「ローカライゼーションを有効にする」 を選択すると、
ラベルに記述された文字列については自動的に国際化用のプロパティファイルに文字列が抽出されます。
べた書きのテキストではこのようにはなりません。
以下に、 ラベルを作成したときの XPage のソースを示します。
<xp:label value="ラベル" id="label1" for="inputText1"></xp:label>